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週刊ベースボール連載「ベースボール博物館」
その105 水原茂の東西対抗MVPトロフィー

今年もオールスターの季節がやってくる。第1戦は7月20日に東京ドームで開催され、今年殿堂入りした梶本隆夫氏と松永怜一氏への表彰式も行われる。第2戦の会場は仙台・フルキャストスタジアム宮城。こちらは1955(昭和30)年以来、52年ぶりのデーゲーム開催と大きな話題を呼びそうだ。

さて、現行のセパ両軍に分かれてのオールスターが始まったのは2リーグ分立翌年の51年からだが、1リーグ時代にも選抜された一流選手が一堂に会する、今のオースルターの前身となる大会が行われていた。それが東西対抗。1937(昭和12)年、大阪朝日新聞の記者、芥田武夫(早大卒、のち近鉄監督)の発案で、「職業野球オール・スター東西対抗争覇戦」と銘打って甲子園で3試合行われたのが始まりだ。

東軍・西軍各20人の精鋭が集まった11月20日の第1戦。沢村栄治(巨人)とハリス(イーグルス)の、この年の春・秋季MVPバッテリーで三塁を踏ませず、打線も爆発し、14対0で圧勝した。しかし西軍も黙ってはいない。第2戦を4対1で取ると、第3戦は初戦で苦杯をなめた沢村を打ち崩して9対2。結果2勝1敗で西軍が凱歌を上げたのだった。個人賞(MVP)では打撃賞として打率.444をマークした山下実(阪急)、守備賞として三塁で好守を見せた水原茂(巨人)が選ばれ、写真の記念トロフィーを手にした。

東西対抗は49年まで計13回、東軍35勝、西軍30勝、2引き分けの成績。驚きなのは戦争が激化する中でも毎年行われたことだ。44年は空襲を受けた東京の後楽園は中止も西宮では行われ、45年も終戦直後の11月に開催され、焦土の中の国民を勇気付けた。第1回東西対抗から数えると、今年で70年。オールスターはいつの時代も、人々に夢と活力を与え続けてきたのだ。

 

(文責=編集部)

掲載号/週刊ベースボール 2007年7月16日発行 第31号
取材協力/財団法人野球体育博物館
※記事は掲載時のまま転載しております。会期の終了した企画展や、現在は館内で展示していない資料を紹介している場合があります。ご了承下さい。


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