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週刊ベースボール連載「ベースボール博物館」
その97 プロ野球最古の優勝旗

この原稿の締め切りには間に合わなかったが、本号が出る頃には、読売ジャイアンツが日本プロ野球史上初めての偉業を達成していることだろう。全球団で初めての通算5000勝である。

プロ野球公式戦がスタートしたのは1936(昭和11)年。巨人、タイガース、阪急、名古屋、金鯱、セネタース、大東京の7球団によって日本職業野球連盟が結成されたわけだが、4月29日からの甲子園を皮切りに鳴海、宝塚で行われた「第1回日本職業野球連盟試合」には、2度目のアメリカ遠征に出ていた巨人は参加できなかった。

7球団全部がそろったのは7月1日から早大安部球場で開催の「連盟結成記念全日本野球選手権」で、巨人が公式戦初勝利を挙げたのが、7月3日の大東京戦。10対1の完勝で5000勝への第一歩を踏み出したのだ。

この夏のシーズンは思わぬ低迷のまま終えてしまったが、9月上旬、群馬県館林・茂林寺での「千本ノック」の猛練習で巨人は息を吹き返した。9月18日から甲子園大会を皮切りに始まった初のペナントレース「第2回全日本野球選手権大会」(甲子園、鳴海、宝塚、上井草、洲崎の各球場で行われた各大会の総称。勝ち点制で開催)では、沢村栄治の史上初のノーヒットノーラン達成などの活躍もあり、宿敵・タイガースと同じ勝ち点でシーズンを終えた。12月9日からの、初代王者を決める年度優勝決定戦、いわゆる洲崎決戦では、沢村の3連投の力投を原動力に2勝1敗で激戦を制し、初のチャンピオンの座に就いたのである。

写真は表彰式で沢村に手渡された、戦前持ち回りで使用されたプロ野球最古の優勝旗だ。中央に鳥の図柄、そしてNPBLの文字と球団数を表す7つの輪がある。読売新聞社寄贈のこの旗は、高島屋が制作を請け負ったそうだ。巨人ナインには連盟優勝杯と、副賞としてこの連盟優勝旗、ペナント、純銀製のチェコスロバキア公使杯が贈られた。

(文責=編集部)

掲載号/週刊ベースボール 2007年5月21日発行 第21号
取材協力/財団法人野球体育博物館
※記事は掲載時のまま転載しております。会期の終了した企画展や、現在は館内で展示していない資料を紹介している場合があります。ご了承下さい。


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