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週刊ベースボール連載「ベースボール博物館」
その84 安部晋三首相のサイン入りホームプレート

12球団キャンプインで07年のプロ野球もいよいよ始まった。というわけで、今回は始まるという言葉にちなみ(?)、始球式にまつわるものを紹介しよう。

写真は安倍晋三内閣総理大臣のサイン入りホームプレート。昨年11月3日、日米野球第1戦で始球式をした際に書かれたものだ(左上はシーファー米駐日大使、下は首相の球を受けたマリナーズ・城島健司のサイン)。安倍首相は、作新学院高時代に江川卓とバッテリーを組んだ亀岡偉民衆議院議員(旧姓・小倉)を捕手役に練習を積んだという。ボールは大きく外角に外れ、「国会で答弁する以上に緊張しました」とのこと。ちなみに、前首相の小泉純一郎氏は03年夏の甲子園で現職総理として初めて始球式を務め、翌年3月30日、東京ドームでのヤンキース対デビルレイズのMLB開幕戦でも、ジュリアーニ・前NY市長とともに試合前のマウンドを踏んでいる。

では、日本の要人で最初に始球式を行ったのは誰だろうか? それは1908(明治41)年11月22日、早大戸塚球場で行われた早大対リーチオールアメリカン(メジャーとマイナーの混成チーム)の試合での大隈重信だと言われている。その様子を振り返った当時選手の飛田穂洲(忠順)の文章が残っている(以下口語訳)。

「『この球を向こうに投げればよいのか、そうか、投げるぞ』と言うなり、下手からコロコロと転がし出したが、その球は捕手の方には行かずに一塁側のベンチに転がっていった。捕手のブリツスは見当違いに投げられて大いに面食らったが、マスクを投げ捨てると狼狽してその球を拾いに行った。第一打者の山脇君は思い出したようにバットを振る。その珍妙な始球式はいかにも大隈式を発揮して、日本最初の始球式はかくして終わったのである」。

メジャーでは、ウイリアム・H・タフトが初めて始球式をした大統領である。1910年、ワシントン・セネタース対フィラデルフィア・アスレチックスの開幕戦でのことだ。こちらはマウンドからではなく、スタンドからグラウンドの選手に向けてボールを投げ入れる方式のものであった。

(文責=編集部)

掲載号/週刊ベースボール 2007年2月24日発行 第7号
取材協力/財団法人野球体育博物館
※記事は掲載時のまま転載しております。会期の終了した企画展や、現在は館内で展示していない資料を紹介している場合があります。ご了承下さい。


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