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週刊ベースボール連載「ベースボール博物館」
その68 巨人・江川卓のグラブ

福岡ソフトバンクの斉藤和巳が今季のパの投手タイトルを総ナメにした。最多勝(18)、最優勝防御率(1.75)、最多奪三振(205)、最高勝率(.783)。これに最多完封(5)を加えた5冠となると史上7人目だ。しかも、過去の6投手は、沢村栄治(元巨人)、スタルヒン(元巨人ほか)、藤本英雄(元巨人)、杉下茂(元中日)、杉浦忠(元南海)、江川卓(元巨人)と豪華な顔ぶれ。その大投手たちに肩を並べたのだからすごい。

斉藤和の前に5冠の栄誉に輝いたのが81年の江川だ。剛速球とカーブを武器とする江川は、80年に最多勝(18勝)の初タイトルを取り、いよいよこの81年怪物の全貌をあらわにした。7月12日の阪神戦で早くも10勝目を挙げると、そこから一気に11連勝。その連勝の内容がまた10完投・5完封と圧巻だった。結果、31試合で20勝6敗、防御率2.29、221奪三振、勝率.769、7完封。ただなぜか広島(この年2位)には勝てず6試合で0勝3敗と苦戦した。

この年の巨人は藤田元司監督、牧野茂ヘッドコーチ、王貞治助監督のトロイカ体制でリーグ優勝を遂げ、日本シリーズも日本ハム(先週号参照)を4勝2敗で撃破。江川はシーズンMVP、シリーズでも2勝を挙げて「V9」時代以来の日本一に貢献したのである。

写真はアディダス社製の江川のグラブ(87年に寄贈)。現在では同社の復刻品など一部製品にしか使われないトレフォイルマーク(古代ギリシャの月桂冠に由来する三つ葉マーク)が、逆に新鮮に感じられる。実は、斉藤も現役投手では数少ないアディダスのグラブの使用者。5冠投手同士のちょっと意外な共通点だ。

(文責=編集部)

掲載号/週刊ベースボール 2006年10月23日発行 第46号
取材協力/財団法人野球体育博物館
※記事は掲載時のまま転載しております。会期の終了した企画展や、現在は館内で展示していない資料を紹介している場合があります。ご了承下さい。


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