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週刊ベースボール連載「ベースボール博物館」
その65 全日本軟式野球大会「延長45回」記念プレート

引き分け再試合で全国を熱狂の渦に巻き込んだ今夏の甲子園決勝は、2試合(計24回)で5時間33分の激戦。しかし、今年61回目を迎えた(9月20日決勝)天皇賜杯全日本軟式野球大会の大会史を振り返ると、とてつもない長時間の決勝戦が存在した。延長45回、8時間19分! しかも1日で行われたゲームなのだ。1983(昭和58)年9月20日、茨城県営堀原球場。東京・ライト工業対宮崎・田中病院の顔合わせとなった決勝でのことだ。

午前8時50分に始まった試合は、ライト工業・小山良春と田中病院・池内雄一郎の好投手同士の投げ合いとなり、0対0で延長戦へ。軟式野球のトップレベルの大会はロースコアの接戦が多く(その改善のために今年から飛ぶボールが導入されている)、ここまでは予想通り。ところがその先が想像の域を超えていた。両軍のゼロ行進は止めどなく続いた。25回終了時点で審判の休憩のために7分中断。35回表、ライト工業が1点をもぎ取ったものの、その裏田中病院が二死から同点に追いつく。

ライト工業は36回から大塚喜代美投手にスイッチ。再び両軍のスコアボードには「0」が並び続けた。そして45回、ついにライト工業が2点目を奪取。その裏大塚がきっちり抑えて大熱戦の幕は閉じられた。時計の針は午後5時16分。周囲は夕闇に包まれ始めていた。

今夏の斎藤佑樹投手にも驚いたが、この敗れながらも最後まで516球を投げ抜いた田中病院・池内投手のスタミナもすごい。なんとこの日を含めて5日間で計6試合、1074球をほうったのだ。8時間19分は現在の日本プロ野球記録(6時間26分。92年9月11日、阪神対ヤクルト。延長15回、37分の中断含む)、メジャー記録(8時間6分。84年5月8日、カブス対ブリュワーズ。延長25回)をも超える。この大熱戦を記念して作られたのが、写真の、大会主催者スポーツニッポンの紙面をメタル加工したプレートである。

(文責=編集部)

掲載号/週刊ベースボール 2006年10月2日発行 第43号
取材協力/財団法人野球体育博物館
※記事は掲載時のまま転載しております。会期の終了した企画展や、現在は館内で展示していない資料を紹介している場合があります。ご了承下さい。


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