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週刊ベースボール連載「ベースボール博物館」
その52 リッキー・ヘンダーソンの世界記録達成ベース

「The World’s Greatest Base Stealer of Japan」。写真のベースにはそう書かれている。これは1970年から13年連続パ・リーグ盗塁王、通算1065盗塁を積み上げた元阪急・福本豊に贈られたものだ。ではいったい誰が贈ったのか。その人物こそ、“世界で最も偉大なる盗塁王”なのである。メジャー歴代最多の通算1406盗塁を誇る、リッキー・ヘンダーソンだ。

76年オークランド・アスレチックスに入団。79年にメジャーデビューを果たすと、翌年には100盗塁で初タイトルを獲得。そこから7年連続盗塁王、82年には年間130盗塁(昨年の阪神・赤星の60の倍以上!)というとてつもない数字を残した。

88年から再び4年連続タイトルと塁を盗みに盗み続け、ついに93年6月16日、オークランド・コロシアムでの対ホワイトソックス戦で福本の通算記録を抜くときがやってきた。現地を訪れていた福本は、試合前、ヘンダーソンに金色のスパイクをプレゼント。激励にこたえたヘンダーソンは、初回にヒットで出塁すると、いきなり二盗に成功し、1066盗塁の「世界記録」を達成した。その二塁ベースはヘンダーソンのサインとともに福本にプレゼント。「初めて出会ったときから僕の記録は塗り替えられると思った」と福本が称えれば、ヘンダーソンは「福本は日本球界に大変な興奮をもたらした。僕やルー・ブロック(元カージナルスほか。歴代2位の938盗塁)が米国でやったようにね。すごく尊敬しているよ」。

98年にも39歳ながら66盗塁でタイトル奪取。日本で初のメジャー公式戦開催となった2000年の開幕第2戦(東京ドーム)でも1335個目の盗塁を決めている(当時メッツ)。04年以降は独立リーグでプレーし、昨年は日本人チーム、サムライ・ベアーズで話題となったゴールデン・ベースボール・リーグで47歳ながらも現役生活を続けた。偉大なる盗塁王は、まさに「The World’s Greatest Baseball Player」でもあるのだ。

(文責=編集部)

掲載号/週刊ベースボール 2006年7月3日発行 第28号
取材協力/財団法人野球体育博物館
※記事は掲載時のまま転載しております。会期の終了した企画展や、現在は館内で展示していない資料を紹介している場合があります。ご了承下さい。


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