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週刊ベースボール連載「ベースボール博物館」
その51 後楽園球場のリリーフカー

野球体育博物館の殿堂ホール入口の右脇のスペースに、かわいらしい小型の乗り物が一台据えられている。一見、デパートの屋上の子供広場にありそうなものだが、これも立派なお宝。後楽園球場で、1979(昭和54)年から東京ドーム移転の87(昭和62)年まで、実際に使用されていたリリーフカーなのだ。

富士重工(SUBARU)が製作したもので、デザインは、まず正面が丸くボール形に出っ張っている。赤と青のラインが入った座席の後ろ部分は野球帽をイメージ。そのボディーを開けると、中には大きなバッテリーが備わっており、今でもメンテナンスをして充電を施せば実際に使うことができるという。

リリーフカーが日本でいつから使われているのか、はっきりしたことは分からないが、おそらく人工芝の導入とともに使われ始めたのだろう。後楽園に日本で初めて人工芝が敷かれたのが76年。77年9月3日に王貞治がハンク・アーロンを抜く756号本塁打を放った際には、堀内恒夫投手が運転するリリーフカー(ゴルフのカート型)で場内一周をしている。78年、人工芝を取り入れた西宮球場でもリリーフカーを製作。こちらはダイハツ製で、ボールを半分に切ったようなUFO型だった。もっとも、当時阪急の梶本隆夫は「この車がしょっちゅう出てくるということは、台所が火の車ということだから、あまり出動させたくない」とコメントしているが……。

ドーム世代以前のファンの方々には懐かしくてたまらないであろうこの後楽園のリリーフカー。カップルで来館の際にはぜひ奥さんや彼女を「ミス・リリーフカー」として運転席へ乗せ、自らは巨人・サンチェ、角三男、鹿取義隆の気分で左に座ってみよう。目をつぶれば、そこは後楽園のグラウンド。ジャンボスタンドからの大歓声が体を包み込んでくれるはずだ。

(文責=編集部)

掲載号/週刊ベースボール 2006年6月26日発行 第26号
取材協力/財団法人野球体育博物館
※記事は掲載時のまま転載しております。会期の終了した企画展や、現在は館内で展示していない資料を紹介している場合があります。ご了承下さい。


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