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週刊ベースボール連載「ベースボール博物館」
その45 「日本野球発祥の地」記念碑

突然ですが、日本で野球が生まれた場所はどこか、読者の皆さんはご存じだろうか?

東京・千代田区神田錦町にある学士会館の敷地内には、「日本野球発祥の地」の記念碑が建てられている。

高いビルが立ち並ぶ間を突き抜ける広い道路。そのそばに大きな手首がニョキッと顔を出している。高さ2.37mのブロンズ製。握られているのはボールに見立てた丸い地球だ。日本とアメリカの部分がやや突き出ていて、縫い目が太平洋をまたいでちょうど両国の上を通っている。野球における日米の強い結びつきが感じられる碑だ。

一見、日本の球史が始まったとは思えないような場所なのだが、かつてこの辺りに第一大学区第一番中学(のち開成学校から東京大学)という学校があり、1872(明治5)年、同校のアメリカ人教師、ホーレス・ウィルソンが生徒たちに「ベースボール」を教えたのがスタートだったとされている。翌年には記念碑の場所に運動場が整備されて本格的にゲームができるようになり、76年には東京・横浜在住のアメリカ人チームと初の″国際試合″も行われた。

ウィルソンは1843年メイン州生まれで、71年来日。在住わずか6年だったが、野球が日本でこれだけの人気スポーツとなったことを考えると、その功績は計り知れないほど大きい。2001年夏の甲子園の際にはウィルソンの縁者4人を招待して顕彰式が行われ、03年には新世紀表彰で野球殿堂入りの栄誉。碑はその年末、彫刻家・松田光司氏によって制作され、手首のモデルは東大の同年度主将・河原一有氏が務めた。

東京メトロ、都営線・神保町駅A9出口の目の前。ゴールデンウイーク、帰省で静かな都会の真ん中で遠い明治の野球に思いを馳せるのもいい。散歩がてらに立ち寄ってみてはいかがだろうか。

(文責=編集部)

掲載号/週刊ベースボール 2006年5月15日発行 第20号
取材協力/財団法人野球体育博物館
※記事は掲載時のまま転載しております。会期の終了した企画展や、現在は館内で展示していない資料を紹介している場合があります。ご了承下さい。


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