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週刊ベースボール連載「ベースボール博物館」
その43 1887年の野球カード

今週は一気に100年以上前へタイムスリップ。セピア色に染まった2枚の写真。そこにはオールドスタイルのユニフォームに身を包んだ人物がバット、ボールを手にたたずんでいる。これらは、1887年にアメリカで製作された野球カード。カードの歴史の中でもごく初期の2枚である。左はナ・リーグ、デトロイトの中堅手・ネッド・ハンロン。のちに監督として、エンドランなどの戦術を使用して優勝5回の成績を挙げ、1996年に野球殿堂入り。右はシカゴ・カブスのマーク・ボールドウインで、メジャー7年間で154勝を挙げた投手である。

1880年代後半、アメリカでタバコのおまけ″として広まったのが野球カードの始まりだ。もともと、パッケージを補強し中身を保護するためのものだった厚紙に、売り上げ拡大のために選手の写真を貼り付けるようになったのだ。この2枚はニューヨーク・グッドウイン社の銘柄『オールドジャッジ』のもので、タテ6.5cm、ヨコ3.6cm。オールドジャッジカードは87〜90年に6シリーズ発売され、少なくとも2400種類以上がある。明確なリストがなく1シリーズすべて集めるということができないため、収集価値は意外に高くはないのだが、1世紀前の選手がこうして目の当たりにできること自体がすごいし、カードが文化″としてアメリカの大地に根付いている理由も、分かる気がする。

日本では1897(明治30)年に作られたメンコが、広義での野球カード最古のものだそうだが、描かれているのは選手ではなく、単に野球をしている人の絵だった。1973年発売開始のカルビー「プロ野球チップス」、そして1991年スタートの小社BBMカードによって、カードの認知度と意義が広まり、日本にも文化として根付いてきたと言っていい。

(文責=編集部)

掲載号/週刊ベースボール 2006年5月1日発行 第18号
取材協力/財団法人野球体育博物館
※記事は掲載時のまま転載しております。会期の終了した企画展や、現在は館内で展示していない資料を紹介している場合があります。ご了承下さい。


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