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週刊ベースボール連載「ベースボール博物館」
その33 1936年の巨人のユニフォーム

再建へ向けて走り出した巨人。生まれ変わろうとするチームを表すように、今季、ユニフォームも一新された。特に目を引くのが胸の「GIANTS」の書体が変わったこと。伝統の丸みを帯びた花文字が、角ばった印象の書体になったのだ。

伝統の「GIANTS」の花文字は、第一次長嶋茂雄監督時代の1975〜80年を除き、球団草創期から昨年までほぼ同じ形のものが使用されてきた。その原点が写真の、1936(昭和11)年のユニフォーム。着ていたのは、立命大出身の投手・青柴憲一で、36年からの3年間で3勝4敗、防御率2.33の成績を残したが、その後2度召集され、終戦直後の45年11月に平壌で戦病死した。裏には青柴が着けていた背番号13の跡が残っている。

戦前のユニフォームは戦中戦後の物資不足の時代に食料と交換されるなどしてほとんど残っていないので、これはかなり貴重なもの。TAMAZAWA製で、白色をベースに胸文字は黒、襟と袖に紺色のライン。生地はウールだがモコモコした感じはなく、薄手で動きやすそうだ。70年前のものだが、わきの下の部分がストレッチ素材になっているなど、結構、機能的でもある。

この巨人の花文字の由来にはいくつか説があり、創設当時の球団上層部に早大関係者が多かったことから早大野球部の「WASEDA」の書体から採用したとか、大リーグのジャイアンツ、カブスなどが1930年前後に同様の書体を使っていたから、とも考えられている(ちなみに大リーグ各球団のユニフォーム変遷は米野球殿堂博物館のHPで見ることができる。一見の価値あり! http://www.baseballhalloffame.org/)。ファンにとっては寂しいかもしれないが、このように歴史ある文字を変えたということだけでも、今季の巨人の「変わろう」という意気込みが分かるというものだ。

(文責=編集部)

掲載号/週刊ベースボール 2006年2月25日発行 第7号
取材協力/財団法人野球体育博物館
※記事は掲載時のまま転載しております。会期の終了した企画展や、現在は館内で展示していない資料を紹介している場合があります。ご了承下さい。


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