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週刊ベースボール連載「ベースボール博物館」
その29 野球かるた

1月ももう2週目、さすがに読者の皆さんも正月気分は抜けているかとは思うが、せっかくなので正月らしい遊具を紹介しよう。野球と日本文化のコラボレーション、野球かるた(ちなみにかるたとはポルトガル語でカードの意)。南海のユニフォームを着た別所昭がいることなど、各選手の所属やユニフォームのデザインを考慮すると、この「新野球かるた」が製作されたのは1948(昭和23)年頃と思われる。

このかるた、五・七・五で各選手の特徴をうまくとらえているところが素晴らしい。例えば、巨人・青田昇は「むちゃくちゃに 振って青田は ヒットする」、金星・スタルヒンは「ニコニコと 笑って投げる スタルヒン」、巨人・白石敏男は「くちびるを かんで白石球をまつ」というように、実際にその選手を見たことのない人でもなんとなくイメージがわいてくる名文句ぞろいだ。製作者は不明だが、相当な野球通であることは間違いない。

そして、もうひとつ素晴らしいのが、原色版印刷社という製作会社の名の通り、原色を駆使した色使いだ。パッケージの急映・大下弘のユニフォームは、実際はグレー地に紺文字の「FLYERS」であるところ、紫色の地に真っ赤な文字になっているし、そのほか、タイガースのユニフォームが緑色だったり、巨人のパンツがピンクだったりと、まるでアンディ・ウォーホルのようなポップな色使いで、見た目にも楽しませてくれる。

当時の子供たちは、父親とこのかるた遊びをしながら、なかなか目の当たりにできない名選手たちのプレーに思いをはせていたのだろうか。このかるたは現在、野球体育博物館で開催されている企画展「子供の遊びと野球」(2月12日まで)にて展示されている。

(文責=編集部)

掲載号/週刊ベースボール 2006年1月23日発行 第3号
取材協力/財団法人野球体育博物館
※記事は掲載時のまま転載しております。会期の終了した企画展や、現在は館内で展示していない資料を紹介している場合があります。ご了承下さい。


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