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週刊ベースボール連載「ベースボール博物館」
その22 日本シリーズ第4戦公式スコア

虎ファンは決して見たくはないものかもしれない? 今年の日本シリーズ第4戦、千葉ロッテが阪神を3対2で下し4連勝で頂点に立った試合の公式スコア(複製)が、現在、野球体育博物館に展示されている。

スコアブックをつけながら観戦する方もいると思うが、その記入法はダイヤモンド型のマス目に記入していく「早稲田式」と呼ばれるものが一般的。だが、プロ野球の公式記録をつける上で使われているのは、より細かいデータを記入できる「慶応式」だ。

これは、慶応大在学中にアメリカの野球規則を翻訳出版するなど日本の野球基盤作りに貢献した直木松太郎氏(1970年殿堂入り)が作り上げた記録法を、同じ慶応大出身で戦前戦後にプロ野球規則委員・公式記録員として活躍した山内以九士氏(85年殿堂入り)が受け継いだ流れから、プロで使われるようになったのだ。

49年(昭和24年)発行の野球大鑑には、「ここに述べるスコアの採り方は、私が長年の経験から色々と工夫をこらして漸次改良を加えたものであって……」という一文から、16ページにわたり山内氏によるスコアブックのつけ方が掲載されている。「慶応式には基となる本があり統一されているので、使いやすいというのはあるのではないでしょうか。早稲田式は、例えば犠打の付け方にしても、本によって記入の仕方が違ったりしますから」とセ・リーグ公式記録員の及川卓也氏。ただ、「どちらの方式にしても、別の文書にするときに、それを見てきちんと再現できればいいわけですけどね」。

現在、記録員はセ、パそれぞれ13名ずつの少人数。「試合中1球たりとも気を抜けないのはもちろん、シーズン中の体調管理にも気をつけます。選手には控えがいますが、記録員にはいないですから」と及川氏。新聞やテレビで、知りたい成績をすぐに知ることができるのは、記録員の皆さんの地道な努力のおかげだ。

(文責=編集部)

掲載号/週刊ベースボール 2005年11月28日発行 第53号
取材協力/財団法人野球体育博物館
※記事は掲載時のまま転載しております。会期の終了した企画展や、現在は館内で展示していない資料を紹介している場合があります。ご了承下さい。


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