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週刊ベースボール連載「ベースボール博物館」
その15 福本豊 通算939盗塁のスパイク

以前、博物館の職員の皆さんのご協力のもと殿堂レリーフの重さを量ったが、今回も秤(はかり)の登場だ。日本最高の盗塁王、阪急・福本豊のスパイクと、現役選手のスパイクの重さを比べてみようというわけだ。

福本のスパイクは、1983年6月3日、通算939盗塁の世界新記録(当時)を達成したときのもので、右・250g、左・255g。現役選手では、イチローの96年のモデルは右・300g、左・310g。ロッテ・小坂の97年の新人王獲得時のものは、右・275g、左・285g。そして、阪神・赤星が新人王と盗塁王を受賞した01年のスパイクは、右・310g、左・315gである。ここである共通点に気付いた。どれも左足のほうがやや重く、ソールの長さを測っても左足のほうが長いのだ。全員左打ちだが、足の速さとは関係があるのだろうか?

さて、最も軽かった福本のスパイク、当時の美津濃(現ミズノ、ちなみに他の3選手のメーカーはアシックス)の広告によると、サイズは24.5。実際の足のサイズは25.0なのだが、足の指を曲げた状態で走る彼独特の走法を生かすため、やや小さかった。革はカンガルー、歯が通常よりも前に付けられているのも特徴だった。

その積み上げてきた数字がいかに素晴らしいか。入団2年目の70年から13年連続盗塁王。72年には106の年間最多記録を作った(当時の世界記録)。ちなみに昨年、100盗塁以上の球団はひとつもない。チーム全員を合わせても、福本1人の数字にかなわないのだ。そして83年の「世界新」(現在の世界記録はリッキー・ヘンダーソンの1406)。現役20年間で1065盗塁。距離に換算して約2万9213m――。だが、世界記録達成時の福本、「僕にとっての盗塁? 何ですかねえ。打って、走って、守る。その3つの仕事のうちのひとつに過ぎない」。″仕事人″らしい、実にかっこいい言葉だ。

(文責=編集部)

掲載号/週刊ベースボール 2005年10月10日発行 第44号
取材協力/財団法人野球体育博物館
※記事は掲載時のまま転載しております。会期の終了した企画展や、現在は館内で展示していない資料を紹介している場合があります。ご了承下さい。


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