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週刊ベースボール連載「ベースボール博物館」
その12 王貞治756号本塁打記念ボールとバット


いまからちょうど28年前の9月3日、後楽園球場で日本、いや世界球史に残る記録が打ち立てられた。巨人・王貞治の、ハンク・アーロンを超える756号本塁打達成である。当時、王のアーチを目的に連日満員の観客が球場を訪れる中、球団や連盟は、記念となる大切なボールを観客から返してもらうために、700号以降、代わりのサインボールだけでなく豪華プレゼントとも交換するというキャンペーンを張った。現在、野球体育博物館には、600号、700号のボール、ベーブ・ルースと並んだ714号のボールとバット、715号のボール、アーロンと並んだ755号、756号のボールとバット、800号のボールとバット、と王の記録に関する多くがそろうが、偉大なる「歴史」を今も目にできるのは、当時の関係者の努力の賜物なのだ。

では、具体的にどのようなキャンペーンだったのか。ルースに並ぶ714号(76年10月10日、後楽園)を捕った千葉から来た親子には、スコットランド・ネス湖への招待券がプレゼント。翌日の715号は右翼ポールに当たって、がっかりするファンを横目にグラウンドへ。

世界タイの755号(77年8月31日、後楽園)を拾った都内の高校生が得たのは、伊東温泉招待や豪華記念品。そして9月3日、756号を手にしたのは、「転がってきたのであわてて飛びついた。死んでも離すものかと思った」という埼玉県の会社員。グアム旅行、伊東温泉招待、王のCMでおなじみ亀屋万年堂の菓子1年分と、当時のお金で38万円相当の超豪華プレゼント。彼の「必死」の思いが、報われすぎるほど報われたものだった。

極めつけ(?)はなんと、打たれた投手へサイパン旅行ご招待! だが記録献上のヤクルト・鈴木康二朗は「キッパリ断ります。今日の強烈な思い出だけで十分です」。しかし、これほど列島を沸かせた大フィーバー、今後、再び訪れることはあるのだろうか。

(文責=編集部)

掲載号/週刊ベースボール 2005年9月19日発行 第41号
取材協力/財団法人野球体育博物館
※記事は掲載時のまま転載しております。会期の終了した企画展や、現在は館内で展示していない資料を紹介している場合があります。ご了承下さい。


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