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週刊ベースボール連載「ベースボール博物館」
その1 1934年日米野球のポスター

もし、それがなかったら日本プロ野球の歴史が変わっていたかもしれない。連載第1回は、そんなポスターを紹介しよう。71年前、1934年「日米野球」のために作られたものである。

まずは右の写真を見ていただきたい。帝国ホテル前で写されたもので、後列中央のベーブ・ルースから時計の反対回りに鈴木惣太郎、広瀬貫川、一人置いてプロボクサーのピストン堀口。堀口がいるのは、相撲を別にすれば、当時の日本でプロ選手がボクサー以外いなかったからであろうか。

11月4日に始まり、日本各地で18試合が行われ、興行的にも大成功となった日米野球は、沢村栄治ら日本選手の活躍もあったが、それ以上にメジャーの至宝、ルースの存在が大きかった。当初、ルースは来日を渋っていたというが、アメリカとの交渉に当たっていた鈴木惣太郎が床屋にいたルースにこのポスターを見せ、「日本のファンがあなたを待っている」と直談判。イラストを気に入ったルースがOKを出したと言われている。

主催である読売新聞社主・正力松太郎の意を受けイラストを描いたのが広瀬貫川。日本の雑誌デザインの先駆けとも言われ、のち日本画の世界で活躍した方である。媚(こ)びるように美化することなく、デフォルメしながら描かれたタッチに未知の国ジャパンの文化レベルを感じ、来日を決めた――というのは少し深読みしすぎだろうか。

現在ポスターは野球体育博物館が所蔵する神宮球場大会、甲子園大会の2枚だけが現存し、他会場のものは確認されていない。


神宮大会
 
甲子園大会

(文責=編集部)

掲載号/週刊ベースボール 2005年7月4日発行 第27号
取材協力/財団法人野球体育博物館
※記事は掲載時のまま転載しております。会期の終了した企画展や、現在は館内で展示していない資料を紹介している場合があります。ご了承下さい。


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